皆さんはどのようにして一人暮らしのお部屋探しをしていますか?
近年はインターネットでのお部屋探しが当たり前になり、家にいながら写真付きで物件を見て回ることができ、非常に便利になっていますね。
家賃や間取り、セキュリティ面などは誰もが関心をもってお部屋探しをすると思います。
しかし、住み始めてみてからでないと気づけない、けれど生活の質にかかわる重要なポイントも存在します。
特にインターネットでのお部屋探しの場合、それに気づけずに契約を進めてしまって住み始めてから後悔するということになりかねません。
学生としての一人暮らし6年目に突入する筆者の経験から、重要なポイントは下記の3つです。
- 幹線道路や高速道路から離れていること
- ベランダの中が見えない設計になっていること
- ガスの方式が都市ガスであること
ぜひ最後までご覧ください!
幹線道路や高速道路から離れていること
一人暮らしのお部屋探しの際には、大きな道路からの距離を確認しておきましょう。
一見、大きな道路の近くに住んだ方が「買い物や通学に便利で快適に過ごせる!」と思いがちですが、大きなデメリットが2つ存在します。
騒音や振動に悩まされる!
大きな道路は24時間さまざまな車が行き交うため、騒音や振動に悩まされてしまいます。
とくに夜間は重い荷物を積んだ長距離トラックの通行が多いため、走行音だけでなく振動が伝わってくる場合もあります。
(物流に携わる方々、生活を支えてくださりありがとうございます。)
排気ガスのススで洗濯物が汚れる!
たくさんの車が通るということは、排気ガスもたくさん排出されているということです。
せっかく洗濯した衣服が黒いススで汚れてしまうため、外に洗濯物干せないということにつながりかねません。
お部屋探しの際に駅からの距離を重視する人は多いと思いますが、駅に近い物件は大きな道路からも近い場合が多く、注意が必要です。
また、特に都市部では都市型の高速道路がマンションのすぐ近くを走っていることも少なくありません。
よって、お部屋探しの際には周囲に大きな道路がないか必ず地図も確認するようにしましょう。
ベランダの中が見えない設計になっていること
ベランダの設計はプライバシーの観点から特に重要です。
ポイントは下記の2つです。
- ベランダの外壁が透明でない/格子状でないこと
- 周辺のマンションやビルから覗かれないような位置にあること
ベランダには洗濯物を干すため、ベランダが丸見えになる構造だと洗濯物も丸見えになってしまいます。
特に女性の場合、洗濯物だけで女性が住んでいるとわかってしまうので防犯上大きな問題となります。
よってベランダの外壁が透明であったり格子状で中が見えるような設計の物件はできるだけ避けた方が無難でしょう。
また、ベランダの位置によっては外壁が透明でなくても周辺のマンションから洗濯物や部屋の中までもが見えてしまいます。
より高いマンションやビルが周辺にあるかどうか、Googleマップのストリートビューで確認したり、できるだけ実際に内覧することが必要です。
ガスの方式が都市ガスであること
学生の一人暮らしでは、プロパンガスではなく都市ガスの物件を選ぶべきです。
なぜなら、プロパンガスの料金は都市ガスよりも1.5倍〜2倍ほど高いことが多いからです。
都市ガスとプロパンガスの違いは主に
- 都市ガス…地下に敷かれているガス管からガス(メタン)が常時供給される。
- プロパンガス…住宅敷地内に設置されているガスボンベからガス(プロパン)が供給される。定期的に業者の人がボンベの交換をしに来る。
といったことです。
筆者も最初の物件では都市ガスを利用していましたが、次の物件ではプロパンガスの物件と知らずに引っ越してしまい、ガス代が跳ね上がってしまいました。
料金が高いプロパンガスですが、もちろんメリットも存在します。
- 災害からの復帰が早い
- 発熱量が大きい(プロパンはメタンより炭素数が多いため)
などです。
しかし、経済的に余裕のない学生にとっては、安い都市ガスを利用して浮いたお金を学業や遊びに使った方が、限りある学生生活を有意義に過ごすことができるでしょう。
電気やガスは物件によっては業者が指定されている場合もあり、賃貸契約を結んでからそれを変更することが難しい場合もありますので、契約書にハンコを押す前に必ずお店の方にガスの方式や業者名は確認しましょう。
参考:プロパンガスの料金はなぜ高い?
プロパンガスの値段が高いことは一部ではよく知られており、適正価格化を訴える組織や政党も存在しています。
「プロパンガス料金消費者協会」のサイトを確認すると、プロパンガスの料金が高い理由について
プロパンガス料金消費者協会
- プロパンガスの料金がずっと自由料金制をとってきた
- プロパンガス業界が長年競争を避けてきた
- 料金比較をできる環境がなかった
といったことが書かれています。
また、地下のパイプからガスが供給される都市ガスと異なり、プロパンガスはガスが入ったボンベを業者が物件まで運搬して設置する必要があります。
ガスが減るたびに毎回ボンベの運搬と交換が必要になるため、これも料金が高い一因と思われます。
まとめ
本記事では、1人暮らしのお部屋探しで注意すべき点の中でも、住み始めてから後悔しないために意外と重要な点を厳選して解説してきました。
- 幹線道路や高速道路から離れていること
- ベランダの中が見えない設計になっていること
- ガスの方式が都市ガスであること
です。
本記事を参考に、皆さんが納得のいくお部屋探しができ、快適な学生生活を送れることを祈っています。
コメント